【静岡店】「水野仁輔さん×竹田太造さんトークショー&スパイスカレー食べ比べ」を開催しました
こんにちは、広報スタッフのさかっきーです。
2024年7月28日(日)、クロワッサンの店 静岡店で「水野仁輔さん×竹田太造さんトークショー&スパイスカレー食べ比べ」を開催しました!
去年も開催し、好評だったカレーイベントで、今年もスパイスカレー研究家の水野仁輔さんと、スパイスのスペシャリスト 竹田太造さんがクロワッサンの店 静岡店に来てくれました。
おふたりが作るスパイスカレーのレシピを学びながら、トークショーも楽しめて、スパイスカレーも味わえるとっても贅沢なイベントでした。
イベント当日の朝、クロワッサンの店2階のカフェ パブリックマルシェで、水野さんと竹田さんがカレーの下準備をされていました。
作業しながら会話する2人の雑談が漫才の掛け合いのような感じで、聞いているだけでも楽しかったです。
今回は1日でお昼と夕方の2回、イベントを開催しました。水野さん監修の「AIR SPICE」のセットを使って、お昼の回と夕方の回で違うカレーを作ってもらいました。
スパイスカレーを熟知した水野さん&竹田さんが、目の前で作りながらコツを教えてくれるのが、今回のイベントの目玉。スペシャリストのお話を聞きながら、カレーを学んで食べられるなんて、なかなかない機会ですよね。
参加者の皆さんも、立ち上がって水野さんや竹田さんの調理工程を見ながら話を聞いていました。
「AIR SPICE」とは
AIR SPICEは、水野さんが立ち上げた会社で、毎月レシピ付きのスパイスセットをお届けするサービス。初心者でもスパイスの使い方が習得できるレシピと、4人前のスパイスが袋詰めされた状態で届くので、あとは必要な食材を揃えてレシピ通りに作ればOKです。
水野さんが作るカレーを自宅で作ってみたい方や、スパイスカレー初心者の方、ベテランだけど更に色々なカレーを味わってみたい方、AIR SPICEのホームページをご覧になってみてはいかがでしょうか? ■AIR SPICE ホームページ
今回のイベントでは、水野さんが作るAIR SPICEを使ったカレーが食べられるだけでなく、調理で使用した「AIR SPICE」のセットがお土産で貰えました!
水野さんがつくる「タイ式/野菜とチキンのカレー」
一方、水野さんが作る「タイ式/野菜とチキンのカレー」は、お鍋の中に緑のペースト状が出来上がっています。材料やスパイスを混ぜた状態で、ここからどうカレーになるのかな?と現状からイメージが出来ませんでした。
タイカレーは石臼で色々なスパイスをすり潰し、ペーストにして具と一緒にして作るそうです。今回のものは、石臼無しで作ったので、現地タイのカレーを少しアレンジしているから、タイ「式」だそうです。
「タイ式/野菜とチキンのカレー」は、ハーブと野菜を感じられるカレーで、クセがあるのかな?と思いきや、とてもあっさりした味で、美味しく食べられました。
写真は水野さんが切ったナスを投入して炒め、竹田さんが鶏肉団子のタネをちぎって入れて煮込んでいる様子。カレーの完成が近づくにつれ、2階全体にスパイスの香りが漂ってきました。
竹田さんがつくる「チキン・コフタ・マサラ」
写真は竹田さんが作る、鶏肉団子の濃厚カレーソース煮込み「チキン・コフタ・マサラ」の鶏肉団子のタネ。
“AIR SPICE【COOK INDIA0】”の「基本のインドカレー・チキン」を使って作ります。スパイスをカレーの材料と鶏肉団子の材料に分けて使用します。
具材には、ニンニクとパクチーの茎の部分が入っており、根っこがついてると尚良しとの事です。
パクチー入りの鶏団子は、苦み等は感じなく、パクチーが苦手なのですが食べられました!弾力のある鶏肉団子にトマトとスパイス、カルダモンが効いていて美味しかったです。
第三のスペシャルカレーが登場
そして、私も全く知らなかった第3のカレーが出てきました。予定では2種類のカレーを食べ比べという話でしたが…なんと余った材料で水野さんと竹田さんが3種類目のカレーを作ってくださったのです!こちらは、鶏肉団子の濃厚カレーソース煮込み「チキン・コフタ・マサラ」で使用した、スパイスセット「基本のインドカレー・チキン」を使って作ったカレーです。食べた中で一番シンプルなカレーでした。まさに「基本のインドカレー」といった味です。クセも無く若干の辛味もあるカレーでした。
豪華なあいがけカレーの完成
カレーが完成しました!1つのお皿に複数のカレーがのった、あいがけカレーです!一番上から時計回りに「チキン・コフタ・マサラ」、「タイ式/野菜とチキンのカレー」「基本のインドカレー」。
参加者の方達の中にはメモをしっかり取られる方もいらっしゃり、私も負けじと写真を撮りながら、一生懸命メモを取りました。
最後に皆さんにイベントに関するアンケートを書いていただいたのですが、皆さんとても満足してくださったようで、また参加したいとの声もあり、とても嬉しかったです。
2回目・「南インド式/野菜のシチューカレー」
夕方の2回目に始まった回で食べられるのは「南インド式/野菜のシチューカレー」
ポスターにある完成写真を見ると、見た目からしてカレーなのか?シチューなのか?どっちかというとシチューに見える…いったいどんな味がするのか気になるところです。こちらの回でも参加者の皆さんは、水野さんと竹田さんのお話を聞きながら、身を乗り出してお鍋や手元を見ていました。
皮付きのまま茹でるのが◎
下準備中の鍋の中を見ると、皮つきでニンジンとジャガイモが茹でられていました。皮つきで茹でた方が美味しいとの事だそうです。
まずは水野さん、玉ねぎを炒めています。ご自身も明言しているのですが、レシピに書いてあることと違う事をしてアレンジをしているので多少順番が違ったり材料が違ったりはご愛敬です。
玉ねぎは大きく切って、甘みを楽しむ
水野さんと竹田さん、色々なお話をしてくれた中で、特に印象に残った「玉ねぎを切る大きさ」のお話を少し紹介させてください。
カレーにおける野菜の切り方は、細かく切って煮込むと粒が残りやすく、大きく切るとドロっと溶けるそう。香りを活かしたいなら細かく切り、甘味を活かしたいなら大きく切るのが良いそうです。
ちなみにカレーの本場、インドでは、甘みよりも香りを活かしたいそうで、玉ねぎは細かく切るそうです。玉ねぎの甘みを楽しみたい人が多い日本人とは逆で、ビックリしました。
水野さんは、玉ねぎの切る大きさを色々と変えては炒めを繰り返し、「大きく切ったほうが美味しい!」という結論に至ったそうです。
玉ねぎを切るサイズは、画像のようなざく切りくらい。炒めるときは、あんまり混ぜずに揚げ煮にし、玉ねぎの色がイタチ色になるくらいに炒めるのが良いとの事です。イタチ色?って聞き馴染みがないですよね…。イタチで画像検索をして、ぜひその毛色を参考にして炒めてみてください!
そして次に先ほど茹でて下準備をしていたジャガイモやニンジンを投入!玉ねぎやスパイスと一緒に混ぜていきます。
ここでポイントを2つ教えてもらいました。
POINT1:「水と塩は後半に足せるよう、少し少なめに入れる」。
水と塩は、入れすぎたら引けないので、少なめに入れて後で味が足りなかったら足せばいいそうです。
POINT2:「最後の最後に味見をして、足りない味を足す」。
何回も味見をすると、何が何だかよく分からなくなるので、最後に味見をして「よし完成!」と思えればそれがベスト。そこで、もうちょい塩気が欲しい、水で薄めたいと思った時に調整すると良いそうです。
2回目のカレーも無事完成です!竹田さんの、鶏肉団子の濃厚カレーソース煮込み「チキン・コフタ・マサラ」と水野さんの「南インド式/野菜のシチューカレー」、そして今回は付け合わせに玉ねぎを30分、トロットロに煮込んで甘味がたっぷりの玉ねぎ煮がありました。
画像左が水野さんの「南インド式/野菜のシチューカレー」はサラサラでクリーミー。辛くは無くレモンの風味が感じられるカレーでした。これは赤ワインと合いそうな味です。そして画像右の玉ねぎは、めちゃめちゃ柔らかくて甘くて美味しかったです。ちなみに1回目はカレーが3種類に対し、2回目はカレーが2種類。でも2回目の方がそれぞれのカレーの量が1回目よりいっぱいになっており、沢山食べられました。
ちなみに今年もクロワッサンの店1階と2階では水野さんの本や、竹田さんが運営するスペーススパイスの商品や、器やレトルトカレーなど、多くのカレー商品を販売しました。
中には調理にも使用した、水野さんが作ったスパイスセット「基本のインドカレー・チキン」も販売しており、普通のお店では見られない様々なカレー商品が並んでいました。
今回のイベントは前回と比べ、日数も回数も少ない1日で2回開催のみでしたが、参加者の皆さんが満足されたようで、主催者側としても、とても嬉しかったです。水野さん、竹田さん、参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
今後も静岡店は様々なイベントを開催していこうと思っておりますので、よろしければクロワッサンの店 静岡店のインスタグラムをフォローしていただき、最新情報をチェックしてください!また、水野さんのスパイスが気になる!竹田さんのスペーススパイスとは?と気になる方は、下記URLから購入ができますので、ぜひご覧ください!