こんにちは、広報スタッフのさかっきーです。

2025年4月24日(木)~5月6日(火) クロワッサンの店 静岡店で「ご当地おやつ刺繍展 in SHIZUOKA」を開催しました!

多摩美術大学大学院彫刻科を卒業し、独自の技術で立体的な刺繍作品を作り出すyacmii(ヤクミィ)さんの作品「47都道府県のご当地おやつ」

立体的な刺繍で作り上げたおやつ作品を展示したイベントです。

yacmiiさんが4年以上かけて作られてきた刺繍作品「47都道府県のご当地おやつ」が、クロワッサンの店2階のイベントスペースに並びました。

誰もが知っているおやつから、知らなかったおやつまで、様々なおやつが並んでいます。

yacmiiさんの刺繍作品の特徴はなんといっても「リアル」「立体的」

一瞬、え?本物??と思ってしまうような「立体的」で「リアル」な刺繍作品となっています。

yacmiiさんと初めてお会いした際に、作品を見せていただいたのですが、その時の感情はいままでにないものでした。

どうやって作られたのか分からない、本物そっくりだけど一体これは何なんだ?これは刺繍なのか?刺繍ってこんなに立体的だったっけ?

そんな気持ちが湧いてきました。

それ程までに、yacmiiさんの作品は刺繍なのに立体的で、立体的な上にあまりにも本物そっくりで、私の「刺繍」という概念が混乱してしまうくらい凄いものでした。

今回は展示されている作品から、一部を紹介させていただきます。

まずはこちら「北海道:マルセイバターサンド」北海道を代表するおやつです。

何も知らない方が見たら、間違いなく本物のお菓子と思ってしまいますが、こちら刺繍糸でできています。ただ、どうやって何を使って作っているかはyacmiiさん企業秘密との事です。

特別にyacmiiさんに持っていただき、近くで撮影をさせていただきました。

よく見ると、バターサンドの中には本物と同様に、クリームの中にレーズンが入っています。

これは本物と言われても気づかない方もいるかもしれません。

こちらは「岩手:南部せんべい」

手前にある紹介文には、「どこの県のおやつか」「どこのお店の何の商品か」そして右下には「何色の糸を使用したか」が記載されています。

こちらの南部せんべいは13色の糸を使用して作られたそうです。

こちらもyacmiiさんに持っていただき、近くで撮影をさせていただきました。

メーカーさんのHPと見比べると驚くほどソックリです。

ゴマがびっしりと付いているのが特徴ですが、これも一つ一つ刺繍されたそうです。

普段見ることが出来ない裏側を見せていただくと…

せんべいの裏側にあるであろう絵がうっすらとありました!

ここまで再現をされている事に驚きと鳥肌が立ってしまいました。

静岡を代表するおやつ「静岡県:うなぎパイ」

こちら、よく見るとパイ生地の向きや、微妙な焼き色の違いまで刺繍糸で再現をされています。

袋は本物を使用していますが、中身があまりにもリアルなので、袋とセットだとより一層リアル感が増します。

「福井県:眼鏡堅麺麭(めがねかたパン)」

国内で製造されるメガネフレームの約95%を製造する福井県のおやつです。

非常に硬いのが特徴のおやつだそうですが、その硬さが刺繍からも伝わります。

こちらもyacmiiさんに持っていただきました。

画像は表面になります。

裏面にひっくり返すと…なんと色が変わっているんです!

私は実物を見たことが無いので分からないのですが、表面と裏面とで焼き色が違うとの事。それを表現し、かつ縫っている方向も表面と裏面で分けて差を出しているそうです。

お話を聞くたびに「私は今、刺繍の話を聞いているのか、おやつの作り方の話を聞いているのか、そもそもこれは一体何なんだ?」と不思議な感覚に何度も陥りました。

「山梨県:桔梗信玄餅」

こちらは白い容器や木の棒まで刺繍でできています。ここからだと見えませんが、木の棒が刺さるように信玄餅の表面に刺せる穴が作ってあるんです。

 

こちらも特別に裏面を見せていただくと…なんと信玄餅の会社「桔梗屋」の文字が書かれています。見えないところまでの再現度がとんでもないです。

実はおやつ以外にもyacmiiさんが作られた作品が並んでいました。

七輪の上に乗っているのはサンマは刺繍で作られています。美味しそうな焼き目が付いていますが、この焦げも色合いが違っており、濃いところから薄いところまで表現がされています。

一見すると本当のサンマに焦げが付いているように見えます。これを刺繍と言われてもピンと来ないのでは?と思ってしまいます。

その隣に並んでいたのは、釜めし。

この釜めしは、具やお米まで刺繍でできています。よく見ると米粒1つ1つが分かるように刺繍されており、もはや狂気の域に達していると感じています。

さらに釜めしはパズルのように分かれており、こちらも刺繍でできているしゃもじで掬えるようになっています。しゃもじには米粒が付いており、よりリアル感があります。

掬ったご飯刺繍の裏側には、釜めしではおなじみのおこげも付いています。

今釜めしの話をしているのではなく「刺繍」の話をしています。焦げや米粒って…一体どういう事なのでしょう…

その隣にあるものは焼き鮭と海苔。

こちらも焦げが付いていますが、よーーーく見ると鮭の身の色が焼き色や場所によってさまざまなピンクで表現されています。身の色の変化により、より一層リアル感が増しています。

余談ですが、焼き鮭のそばにある海苔もとてもリアルですが、私の母にみせたところ、ずーっと本物と信じて疑わず、刺繍と言っても中々信じてくれませんでした。

展示されているイベントスペースの壁には、yacmiiさんの動物刺繍作品が飾られています。

こちらは羊の顔の刺繍作品です。羊の毛の部分は本物の羊毛を使用しています。

見る角度で鼻のあたりの立体感が変わります。縫う方向も考えて作られているそうです。

こちらのくじらは、ミナペルホネンで作品展を行ったときにも展示されていたくじらだそうです。

横から見るとより立体感があるのが分かります。

イベントスペースには併設しているカフェの席もあるため、カフェのお客様はyacmiiさんの作品を見ながらお茶楽しんでいらっしゃいました。

私はワークショップ開催日の5/26(土)に現地にいたのですが、年代問わず多くの方がyacmiiさんの作品を見ていました。

置いてある虫眼鏡を使ってじっくり見ている方もおり、皆さん驚きながら作品を見ていらっしゃいました。

他のおやつもそうですが、袋は本物のものを使用しています。

yacmiiさん曰く「袋だけが欲しいのでおやつをいっぱい食べていた為、47都道府県おやつシリーズを作り始めてから太ってしまいました!」とのことです。

今後も静岡店は様々なイベントを開催していこうと思っておりますので、よろしければクロワッサンの店 静岡店のインスタグラムをフォローしていただき、最新情報をチェックしてください!またyacmiiさんの作品など、最新情報が気になる方はyacmiiさんのインスタグラムも、ぜひご覧ください!

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