実用的なレンジふきんの秘密

油汚れをギュッとそぎ落とし、水ですすげばついた汚れがするりと落ちるレンジふきん。実用的なふきんには「織り方」と「素材」の秘密がありました。

「シール織」のシールはなぁに?

長い毛足が特徴的な織り方は、和歌山県高野口でしかできない「シール織」。seal(シール)とは「アザラシ、アザラシの毛皮」という意味。長い毛足の特徴的な生地がアザラシの毛皮に類似していることからそう呼ばれているようです。

和歌山県高野口は、フェイクファーや動物のぬいぐるみなどに使われる生地の産地で、その技法がふきんに取り入れられています。

この毛足の長さが、汚れをかきとるために必要なのです。さらにこのレンジふきんは、通常のシール織よりも毛羽落ちしにくいよう、こだわって織られています。

ついた汚れが落ちやすく、汚れのかきとり力もアップ。

見た目は他社製品と同じように見えますが、糸自体に特徴があります。レーヨン100%の素材により、水だけで汚れが落ちやすいのです。また、特殊な糸を使用しており、汚れのかきとり力もアップしています。

塩素系漂白剤の浸け置き×
洗うと縮み、2つ折りで手の平サイズ。

レンジふきんの細かなレーヨン糸は、塩素系漂白剤に浸けられると糸が細り劣化を早めてしまうのでお勧めできません。お手入れは、ぬるま湯と中性洗剤で洗っていただければ大抵の汚れは落ちます。